消化器内科|ももの木みんなのクリニック|岡崎市の外科・内科・小児科・乳腺外科・肛門外科

〒444-0827 愛知県岡崎市針崎町字唐桶27番地2
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消化器内科

消化器内科|ももの木みんなのクリニック|岡崎市の外科・内科・小児科・乳腺外科・肛門外科

消化器内科について

消化器内科

消化器内科は、食べ物の通り道である口から肛門までの食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・肝臓・胆嚢・膵臓などお腹を治療します。院長は長年消化器を専門にして治療してきたためより詳しく丁寧な診断、治療が行えます。
お腹に不調が起きると腹痛や嘔吐、食欲不振、下痢、下血、便秘など様々な症状が起こります。なぜ症状が出ているのか調べて、治療や症状の改善を行います。
がんの場合は早期発見され治療をすると生存率が大きく上昇するため定期的に検査することが大切です。病気が見つかったときには悪化していたということも少なくないため、お腹に少しでも不調があるときは我慢せず、お気軽にご相談ください。

消化器の症状と疾患

食道、胃、十二指腸、大腸、肝臓、胆のう、膵臓などのお腹の病気に関して専門的な診療を行っております。

このような症状がある方はご相談ください

  • 痛みや不快感
  • 胸やけ
  • 吐き気・嘔吐
  • 食欲不振
  • 便秘
  • 下痢・軟便
  • 下血・血便
  • 残便感・排便困難
  • 便が細い
  • お腹のはり
  • みぞおち・背中の痛み
  • 黄疸(皮膚や目が黄色くなった)
  • 全身倦怠感
  • 体重減少
  • 健診・がん検診異常(便潜血反応陽性、バリウム異常所見、ピロリ菌陽性、肝機能異常など)

日常的に起こりやすい症状でも、詳細な検査を行うことで重大な病気の早期発見につながることもよくあります。お腹の不調や気になることがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
胃カメラ、大腸カメラやその他専門的な検査や治療が必要な場合には、専門病院をご紹介します。
胃カメラ、大腸カメラなどを受けていただいた後、当院にて診断、治療を行えます。

 

消化器の主な病気

逆流性食道炎

胃の中の胃酸などが食道に逆流して炎症を起こす病気です。原因は喫煙、アルコール、肉、油っこいもの、コーヒーをとりすぎて胃酸が増えすぎてしまうことや、肥満、妊娠、便秘でも起こります。他には加齢などで胃酸の逆流を防ぐ働きが弱くなり起こります。症状はすっぱい胃液が喉まできたり、胸やけ、みぞおちの痛み、のどがヒリヒリした不快感が出ます。食後二時間程は横にならないようにしたり、少し上半身を起こして寝る工夫すると症状が和らげます。改善や再発予防のためにたばこなどを控えたり、食事はゆっくりと食べるようにし暴飲暴食を避けましょう。肥満の方は体重減少を、便秘の方は解消を行います。治療として胃酸の分泌を抑えたり、不安を和らげる飲み薬があります。便秘改善の飲み薬もあります。減量をサポートする飲み薬もあるのでご相談ください。

ピロリ菌

ピロリ菌が胃の中にすみつくと胃を傷つけながら動くので、何十年にもわたって徐々に胃炎を起こし慢性胃炎になります。そして胃がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍にかかりやすくなります。その上胃炎や胃潰瘍が治りにくく、再発率も高まります。
子どもの頃に井戸水を飲んでいた方やピロリ菌を持つ方からの口移しなどで感染します。
ピロリ菌に感染すると慢性胃炎になりますが症状はほとんどありません。胃潰瘍や胃がんになると胃もたれ、胸やけ、吐き気、嘔吐、腹痛、食欲不振など症状が現れます。
検査は血液検査か尿検査で行います。

ピロリ菌の治療は、抗生剤と胃薬の飲み薬を一週間飲むと70~80%の人が除菌できます。
除菌をすることにより、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんを予防することができます。2回目まで保険適用で除菌治療が受けられます。

胃炎

胃に炎症が起きた状態を胃炎といいます。
急性胃炎は食べ過ぎ、飲酒、強いストレス、痛み止めの内服、喫煙などが原因で起こります。
症状は胃痛、みぞおちのきりきりした痛み、吐き気、嘔吐、胃もたれ、胸焼け、お腹の不快感、お腹のはり、下血などです。
改善や再発予防のため生活習慣も見直すとともにたばこなどを控えたり、食事はゆっくりと食べるようにし暴飲暴食を避けましょう。
症状に合わせて胃酸の分泌を抑えたり、胃を保護する飲み薬を処方します。

慢性胃炎

ほとんどがピロリ菌によるもので、長い期間胃炎が続くと起こります。
無症状のことが多いですが、悪化すると胃もたれ、胸焼け、吐き気、嘔吐、腹痛、食欲不振など症状が出てきます。そのまま放置しておくと胃潰瘍や胃がんに進行してしまう場合があります。
改善や再発予防のためにたばこなどを控えたり、食事はゆっくりと食べるようにし暴飲暴食を避けましょう。

症状に合わせて胃酸の分泌を抑えたり、胃を保護する飲み薬を処方します。
ピロリ菌に感染している方は除菌治療を行います。2回目まで保険適用で除菌治療が受けられます。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃や十二指腸が傷つきただれている状態を胃潰瘍、十二指腸潰瘍といいます。
ピロリ菌の感染、食べ過ぎ、飲酒、強いストレス、痛み止めの内服、喫煙などが原因で起こります。
症状はお腹やみぞおちの痛み、胸焼け、膨満感、食欲不振などが現れます。胃潰瘍は食後に痛みが現れ、十二指腸潰瘍は空腹時や夜間痛みが出るといった違いがあります。潰瘍が深くなると出血することがあり、ひどくなると吐血や血便がみられます。

検査は血液検査、エコー、レントゲンで調べます。
胃カメラの検査が必要と判断した場合、専門病院をご紹介いたします。検査後は当院にて診断、治療が行えます。
改善や再発予防のためにたばこなどを控えたり、食事はゆっくりと食べるようにし暴飲暴食を避けましょう。

症状に合わせて胃酸の分泌を抑えたり、胃を保護する飲み薬を処方します。
ピロリ菌に感染している方は除菌治療を行います。2回目まで保険適用で除菌治療が受けられます。

便秘

便が十分に排泄されないことが便秘です。毎日出ないことは問題ではありません。3日に1回だとしてもスムーズに排便でき、すっきり感があれば便秘ではありません。逆に毎日出ていても、残便感があってすっきりしない、お腹のはりがあるといった不快な症状があるなら便秘と考えられます。

便秘には種類があります。

  • 大腸の運動が弱くなり、便をうまく外へ出すのが難しくなるタイプ。
    便秘の中でも頻度が高く、女性や高齢者に多いです。運動不足、水分不足、食物繊維不足、腹筋が弱まる、ダイエットなどが原因です。おなかのはり、残便感、食欲低下、肩こり、肌荒れ、イライラなどの症状も起こります。
  • 腸が緊張しすぎてしまい、便がうまく運ばれずに、ウサギのフンのようなコロコロとした便になるタイプ。
    原因はストレス、環境の変化、過敏性腸症候群などです。症状は食後の下腹部の痛み、残便感などです。便秘と下痢を交互にくり返すこともあります。
  • 便を直腸から出す力が弱まり直腸にたまってしまうタイプ。
    高齢の方や寝たきりの方、痔や恥ずかしさなどにより排便を我慢する習慣がある人に多くみられます。
  • 薬の副作用による便秘のタイプ。
    アレルギーの薬、精神安定剤、パーキンソン病の薬、不整脈の薬、咳止めの薬、麻薬の痛み止め、鉄剤、降圧薬などによる副作用で起きることがあります。
    検査はレントゲン、エコー、血液検査など必要に合わせて行います。
    患者様に合わせて便を柔らかくして出す薬、お腹の動きを良くする薬、浣腸、座薬、漢方薬などを相談して選びます。
    便秘はセルフケアにより改善ができます。水分をとる、運動する、野菜や海藻など食物繊維の多い食べ物を摂る、お腹のの字マッサージ、ビフィズス菌など善玉菌をとり腸内環境を整える、朝食後にトイレに行く習慣をつけるなどセルフケアを行ってみましょう。タイプに合わせて改善方法を考えて説明し、お薬を処方いたします。
  • イレウス、がん、異物を食べたなどの原因があって、小腸、大腸が通行止めしているタイプ。
    血便、激しい腹痛、嘔吐、吐血などがあればすぐに受診してください。
    血液検査、レントゲン、エコーで素早く検査し診断します。
    この場合は緊急を要することがあり、早急に高度な専門病院をご紹介いたします。

胃腸炎

「胃腸風邪」とも呼ばれウイルス、細菌、寄生虫などが胃腸に入り炎症を起こします。
潜伏期間は1〜3日程で、症状は嘔気、腹痛、嘔吐から始まり発熱、下痢に移行します。症状がひどくなると下血や脱水も起こします。大人は下痢が起きることが多く、子どもは嘔吐することが多いです。
原因はロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルス、o-157、アニサキスなどがあります。ウイルスなどが付いた手で口に触れたり、感染した牡蠣や生焼けの肉•魚など食べ物を食べることにより感染します。ウイルス感染などがなくても辛いものの食べすぎや飲み過ぎでも起きます。
検査は迅速キットにてロタウイルスとアデノウイルスを調べられます。

治療は、脱水を防ぐためにこまめな水分補給、安静、整腸剤飲み薬などです。脱水が進んでいる場合は点滴を行います。
予防はロタウイルスのみ予防接種があります。定期接種とは生後6週から接種を受けることができます。
トイレの後、調理や食事の前には、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。
便や嘔吐物を片付ける時は使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用し薄めた次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)で掃除をし、掃除後は石けんと流水で十分に手を洗いましょう。
牡蠣などの二枚貝や鶏肉、豚肉、さばなどを調理するときは、中心部まで十分に加熱しましょう。

過敏性腸症候群

胃腸に異常がないのに、お腹の痛み、不快感、下痢や便秘など不快な症状が長く続く病気です。若い女性に多くみられます。明確な原因は不明ですが、ストレス、疲れ、大量飲酒、寝不足などです。他に病気が隠れていないか血液検査、エコー、レントゲンで調べます。
下痢の場合には腸の運動を改善させる薬や善玉菌、便秘の場合には便を柔らかくする薬、善玉菌の薬を処方します。漢方薬もお選びいただけます。
不安が強い方は不安を和らげる飲み薬もあります。
予防するためにはストレスをためない生活を送りましょう。睡眠をしっかりとったり美味しいものを適量食べる、リラックスできるヨガやストレッチなども効果的です。

クローン病

若い方に多く、口から肛門までの消化管にむくみや潰瘍ができて長期間治療が必要となる難病です。よくなったり悪くなったりを繰り返します。原因は不明ですが遺伝するともいわれています。
症状は腹痛と下痢は半数以上の方に起き、その他発熱、栄養不足、体重減少、血便、痔ろうなどが現れます。
検査は血液検査、便検査、エコーで行います。必要な場合は大腸カメラをできる病院をご紹介します。診断、治療については専門病院へ紹介させていただきます。
難病に指定されていますが、適切な治療で症状をコントロールできれば健康な人と変わらない日常生活を送ることが可能です。

潰瘍性大腸炎

若い方に発症しやすく、大腸に炎症や潰瘍ができて長期間治療が必要となる難病です。長期間治療が必要でよくなったり悪くなったりを繰り返します。
原因は明確ではなく、免疫の異常ではないかと考えられています。
症状は下痢や血便、腹痛、しぶり腹(便意があっても便が出にくい)です。ほとんどの方は軽症ですが、重症化すると発熱、栄養不足、体重減少、貧血などが起きます。全身に炎症が起きることもあります。
検査は血液検査、便検査、エコーで行います。必要な場合は大腸カメラをできる病院をご紹介します。必要だと判断した場合は専門病院へ紹介させていただきます。
適切な治療により症状をコントロールできれば、健康な人とほとんど変わらない日常生活を送ることが可能です。

胆石

胆のうの中にコレステロールなどが固まり石ができて、胆のうや胆管につまる病気です。
原因は肥満、暴飲暴食、高コレステロール血症の方で40歳代女性に多いです。胆石があっても無症状の方もみえます。症状はみぞおちを中心とした激しい痛み、右肩や背中の痛み、発熱、嘔吐です。
検査は血液検査、エコーで行います。
症状が出た場合は手術が必要となる可能性があるため、早急に専門病院をご紹介いたします。
無症状の場合には治療が必要ないこともあり定期的に検診していきます。

急性膵炎

膵臓の中の膵炎が自らの膵臓を溶かしてしまう病気です。
原因は大量飲酒や胆石です。しかし1/4は原因不明です。
症状はみぞおちや背中の激しい痛み、嘔吐、黄疸、発熱です。
検査は血液検査、エコーで行います。
膵炎は炎症が他の臓器に広がりやすく、入院治療が必要のため早急に専門病院をご紹介いたします。

食道がん

食道にできるできものです。
原因は飲酒や喫煙などです。
初期には症状がないことがほとんどです。がんが進行するにつれて、飲食時の胸の違和感、飲食物がつかえる感じ、体重減少、胸や背中の痛み、咳、声のかすれなどの症状が出ます。
検査は血液検査、エコー、腫瘍マーカーを調べます。
食道がんの疑いがある場合早急に専門病院へご紹介いたします。早期に発見できれば内視鏡治療など治療ができる可能性があります。飲酒や喫煙をされる方やバレット食道といわれたことのある方は、定期的に検査を受けることをお勧めします。
手術後のフォローもいたします。ご相談ください。

胃がん

胃にできるできものです。日本では二番目に多く発症しているがんです。
原因はピロリ菌の感染、飲酒、喫煙、塩分のとりすぎ、胃炎や胃潰瘍などがある方です。
初期には症状がないことがほとんどです。がんが進行するにつれて、胃の痛み、不快感、違和感、胸やけ、吐き気、食欲不振、貧血、黒い便が出ます。
検査は血液検査、エコー、腫瘍マーカーを調べます。
胃がんの疑いがある場合早急に専門病院へご紹介いたします。早期に発見できれば内視鏡治療など治療ができる可能性があります。
がんが早期発見され治療をすると生存率が大きく上昇します。定期的に検査を行うことが大切です。
手術後のフォローもいたします。ご相談ください。

大腸がん

大腸にできるできものです。日本では一番多く発症しているがんです。
原因は飲酒や肥満といった生活習慣に関わることや、赤肉(牛・豚・羊の肉)や加工肉(ベーコン・ハム・ソーセージなど)を多量摂取する食生活の欧米化や遺伝、喫煙などがあります。
初期には症状がないことがほとんどです。がんが進行するにつれて、便に血が混じる、下痢、便秘、吐き気が出ます。
検査は便検査、血液検査、エコー、腫瘍マーカーで調べます。
がんの疑いがある場合早急に専門病院へご紹介いたします。
予防として大腸ポリープがある場合、大腸カメラで切術をすると、大腸がんによる死亡を防ぐことができます。痔かな?と放置せず、便に血が混じったり、健康診断で便潜血反応陽性の場合は受診してください。
手術後のフォローもいたします。ご相談ください。

膵臓がん

膵臓にできるできものです。
原因は遺伝、膵炎や糖尿病の方、飲酒、肥満、喫煙などです。
初期には症状がないことがほとんどで早期発見が簡単ではありません。がんが進行するにつれて、腹痛、食欲不振、お腹のはり、身体が黄色くなる、腰や背中の痛み、糖尿病が急に悪化することがあります。
検査は血液検査、エコー、腫瘍マーカーで調べます。
がんの疑いがある場合早急に専門病院へご紹介いたします。
家族に膵がんの方がいる、糖尿病や膵炎になったことがある方は早期発見のため、定期的に血液検査やエコー検査を受けることをお勧めします。
手術後のフォローもいたします。ご相談ください。