アレルギー検査|ももの木みんなのクリニック|岡崎市の外科・内科・小児科・乳腺外科・肛門外科

〒444-0827 愛知県岡崎市針崎町字唐桶27番地2
0564-73-1830
ヘッダー画像

アレルギー検査

アレルギー検査|ももの木みんなのクリニック|岡崎市の外科・内科・小児科・乳腺外科・肛門外科

アレルギー外来について

アレルギー

花粉症や気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどを診療します。
アレルギーとは身体の成分と違うものが体内に入ってきた異物を排除しようとするアレルギー反応が過剰に反応することです。アレルギー反応が過剰になると身体に症状が起きます。例えば、くしゃみは体内に入った異物を取り除くための行為ですが、免疫機能が過剰反応してしまうと、くしゃみが止まらなくなったり、くしゃみだけでなくかゆみも生じたりすることもあります。
当院では赤ちゃんからご年配の方まで、アレルギーに関する症状やお悩みに関して幅広く診療いたします。ドロップスクリーンという機器があり、採血をしなくても指先のごく少量の血液(20μl、およそ米一粒)で検査ができます。お気軽にご相談ください。

アレルギー外来でよくみられる症状

このような症状の方はご相談ください

気管支喘息

  • 発作的に激しく咳き込んだり息苦しい
  • 「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」といった音がのどから聞こえる
  • 胸に痛みを感じたり、急に動けなくなる

花粉症・鼻炎・結膜炎

  • 鼻水やくしゃみ、体のかゆみ、鼻づまり、頭痛などがある
  • 目のかゆみや充血、涙が出る、目がゴロゴロする、目やにがでる

皮膚の症状

  • 皮膚に赤み、かゆみ
  • ぶつぶつ、ミミズ腫れ、水ぶくれ、腫れが地図状に大きく広がる
  • 顔、首、目の周りや髪の生え際、手足の関節部などに湿疹がある
  • 湿疹が皮膚に繰り返し起こる
  • 皮膚も厚くなり色が変わってきた

食物

  • ある特定の食物(牛乳、鶏卵、小麦、大豆、甲殻類、そば、ピーナッツ、魚類、果物、野菜、くるみなど)を食べると、じんましん、湿疹、嘔吐、下痢、咳、ゼイゼイなどの症状が起こることがある

アレルギーでお悩みの方を広く診察いたします。
花粉症や喘息でお悩みの方、何に対するアレルギーかわからずお困りの方などお気軽にご相談ください。

 

アレルギー外来の対象となる主な疾患

  • 気管支喘息
  • アトピー性皮膚炎
  • 花粉症
  • アレルギー性鼻炎
  • アレルギー性結膜炎
  • 食物アレルギー
  • 薬物アレルギー
  • じんましん
  • アナフィラキシー

気管支喘息

気管支喘息は常に気道(気管支)に炎症が起きており、刺激が加わった時に気道がさらに細くなり、呼吸困難、咳、ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸といった症状が発作性に発生する病気です。原因は遺伝、ダニ、ハウスダストなどアレルギー、たばこ、酒など様々です。
検査は血液検査、胸部レントゲン検査があります。アレルギーが原因で起こることもあり、アレルギー検査もお勧めしております。
治療は症状に合わせて気管支を広げる内服やテープ、吸入薬、抗アレルギーの内服を処方します。ステロイドの内服が必要な場合もあります。

花粉症(アレルギー性鼻炎)

身体の中にアレルギーの原因となる異物が入ったときに異物を取り除こうとしたときに、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、目の充血などが起こります。
スギやヒノキの花粉が飛ぶ時期に身体に入って症状が出ている場合は花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)とよびます。
一年中鼻炎症状がみられる場合はダニやほこり、カビなどのハウスダストが原因の場合は通年性アレルギー性鼻炎とよびます。
検査はドロップスクリーンという機器があり、採血をしなくても指先のごく少量の血液(20μl、およそ米一粒)でアレルギー検査ができます。
治療は抗アレルギー薬の内服、ステロイドの吸入、塗り薬、舌下免疫療法があります。

食物アレルギー

ある特定の食べ物を食べたり、触れたりした後にアレルギー反応があらわれます。
多くは食べ物に含まれるタンパク質が原因です。
乳幼児期には小麦や大豆、鶏卵、牛乳など、学童期以降では甲殻類や果物、そば、魚類、ピーナッツなどにアレルギー反応が出る方が多いです。乳幼児の5~10%、学童期以降では1~3%が食物アレルギーといわれています。
食べ物を食べたり、触れた後症状が出た場合は検査をおすすめします。

症状

皮膚 かゆみ、ぶつぶつ、むくみ、湿疹など
呼吸器 くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳、息苦しさ、ゼーゼー・ヒューヒューなど
目の充血や腫れ、涙、かゆみなど、口の中や唇、舌の違和感、腫れなど
消化器 下痢、吐き気・嘔吐、血便など
神経 頭痛、元気がなくなる、意識もうろうになるなど
アナフィラキシーショック 上記の症状が重症化しさらに血圧低下や意識障害など急激に全身の症状が進行し生命の危険を伴います

検査はドロップスクリーンという機器があり、採血をしなくても指先をちくっとして、ごく少量の血液(20μl、およそ米一粒)で検査ができます。
治療は症状が出る食べ物は食べないようにしましょう。アレルギーと診断された方、心配な方は、お菓子や外食の中に含まれている可能性もあるので成分を確認しましょう。抗アレルギー薬の内服、ステロイドの吸入、塗り薬を処方します。重症化したことのある方はエピペンなど重症化予防の自己注射の方法を共に練習しましょう。エピペンは症状の進行を一時的に穏やかにする薬のため、使用した際は必ず救急車を呼んでください。

アレルギー症状を起こす、または起こすかもしれない食べ物を少しずつ食べて検査する経口負荷試験というものもあります。必要と判断した場合は専門病院へご紹介いたします。

アトピー性皮膚炎

かゆみのある湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。原因は遺伝、アレルギー、ダニ、ホコリなどのハウスダスト、ストレス、食べ物など様々です。喘息やアレルギー体質の方に多いです。
症状は強いかゆみ、乾燥、皮膚がむける、赤みがある湿疹が身体の左右の同じような場所にあらわれます。

乳児期 頭や顔に始まり、次第に体や手足に降りてきます
幼小児期 首や手足の関節に皮疹ができやすいです
思春期以降 上半身(頭、首、胸、背中)の皮疹が強いです

かゆみが起きる⇨かきむしる⇨湿疹が悪化する⇨さらにかゆみが強くなるという悪循環になるため改善できるように対策します。
日常生活では清潔としっかり保湿をするスキンケアを行います。ハウスダストやダニなど刺激を減らせるように生活環境も整えましょう。
治療はステロイドやタクロリムスの塗り薬、飲み薬、かゆみ止めを処方します。改善がみられない方にはデュピクセント注射での治療も効果的です。

ドロップスクリーン

当院は、ドロップスクリーン検査機器を導入しています。血液1滴から41種類のアレルギーの原因を調べる検査ができます。レベルもクラス分類で調べることができます。
従来のような腕からの注射針を使った採血を必要とせず、指先から小さな針をチクッと刺して検査できるうえ、血液採取量はたったの米つぶ1滴で検査できるため、赤ちゃんや採血が苦手の方でも負担が少なく検査できます。他の採血をする際に一緒に検査をすることもできます。
検査結果は30分程度でわかります。
3割負担の方は5,000円程です。別途、診察料、処置料などがかかります。

アレルゲン41項目

当院のアレルギー治療

舌下免疫療法

スギ花粉、ダニによるアレルギー性鼻炎で目がかゆい、鼻水、くしゃみなどでお困りの方への治療です。アレルギーの治療は症状を抑える薬のほかに、アレルギーの原因物質を少量ずつ投与してアレルギーが出ないように、身体に慣らしていく舌下免疫療法があります。
舌下免疫療法は、根本的な体質改善が期待できる治療法で、長期にわたって症状をおさえたり、症状を和らげたりすることが期待できます。

舌下免疫療法の特徴

  • アレルギー症状を治したり、長期間症状をおさえる可能性のある治療法です。
    完全に症状がおさえられなくても症状を和らげ、アレルギー治療薬の使用量を減らすことが期待できます。
  • アレルゲンを投与することで副作用としてアレルギー反応がおこるおそれがあります。
  • 治療は3~5年かかります。
    治療を開始して数ヶ月後から効果が期待されます。年単位で継続することで最大の効果を発揮します。

治療対象

  • 5歳以上でスギ花粉またはダニアレルギーが原因となるアレルギー性鼻炎の方
  • 今までの治療薬で十分な効果が得られない方
  • 抗アレルギー薬の副作用で眠気が出ると困るという方
  • 鼻炎の薬を減らしたい方
  • 舌の下に薬を1分間保持できる方

がんや免疫の病気の方、妊娠中・妊娠希望中、喘息の方、ステロイドの薬を飲まれている方、五歳以下の方などは治療できません。
高血圧のベータ遮断薬を飲まれている方は変更が必要のため、お申し出ください。

服薬方法

毎日1日1回、舌の下に薬を置き舌の下に薬を1分間保持し、飲み込みます。
服薬後5分間はうがい・飲食を避け、服用前後2時間程度は激しい運動や入浴、飲酒を避ける必要があります。

治療開始時期

スギ花粉症に対する舌下免疫療法は花粉の飛散が終わった6月から11月の間に開始します。
ダニのアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法においては一年中開始できますが、スギ花粉症をあわせもっている方の場合は飛散期が終了してからをお勧めします。

副作用

口の中にアレルギーの原因となるものを入れるのでアレルギー反応がでる副作用として可能性があります。
初回は必ず病院で副作用をよく確認しながら薬を飲んでいただきます。舌下免疫療法開始初期1ヶ月間は特に副反応の出現に注意が必要です。
重い副作用が出ることはまれだといわれています。

  • 口の中の腫れや口内炎などの口腔内のアレルギー症状
  • のどのかゆみ
  • くしゃみ、鼻水など
  • 吐き気・腹痛など
  • ぜんそくや息苦しさなど
  • 意識消失などのアナフィラキシーショック

口の中の違和感や鼻炎症状がでた時には、普段の治療で使用している抗アレルギー薬を飲んでください。ご心配なときはすぐに受診をしてください。