かぜ|ももの木みんなのクリニック|岡崎市の外科・内科・小児科・乳腺外科・肛門外科

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医療コラム

かぜ|ももの木みんなのクリニック|岡崎市の外科・内科・小児科・乳腺外科・肛門外科

こんばんは。ももの木みんなのクリニックの小林です。

 

最近ぐっと寒くなってきましたね。外に出て息が白いと、いよいよ冬本番到来って思います。

そうなると、どうしても増えてくるのが「かぜ」ですね。

インフルエンザとか、コロナとか、いろいろな感染症の名前をテレビでよく耳にするかと思いますが、「かぜ」って一体何なのか、ご存知でしょうか。

「かぜ」は感染症?ただの体調不良?

「かぜ」はウイルス性の上気道炎です。ウイルスといっても様々な種類があります。ライノウイルス、エンテロウイルス、パラインフルエンザウイルス、旧コロナウイルス、ヒトメタニューモウイルスなどなど。その中の大半は基本的には対症療法、といって、症状に合わせて症状を軽減するお薬を出して、自分の免疫で打ち勝っていくことによって克服していくこととなります。その中でも新型コロナウイルスであったり、インフルエンザウイルスは治療薬があったり感染力が強いため特別扱いをされてワクチンを打ったり、抗原検査を行うことが慣例となっていることはご存知のことかと思います。

 

そういったウイルスに感染する、つまり「かぜ」とひいたら、まずは免疫反応として、熱が出ます。ウイルスと戦うためです。

ウイルス感染であれば1-2日ほどで解熱することがほとんどですが、二次性に細菌感染をすることがあります。その場合には熱が長引いて、からだもとってもしんどくなることが多いです。そうすると抗生剤投与が必要となってきます。いわゆるこじれる、というやつです。

 

「かぜ」を引いたらどうなるか、どうしたらいいのか(手洗い、うがい等の標準予防策等)よりも、どうしたら「かぜ」を引かなくなるのか、の方が大切かと思います。

僕自身、毎日インフルエンザやコロナの患者さんたちを目の前にして格闘しております。完全にウイルスから身を守ることは不可能と思って日々を過ごしていますが、心がけていることがあります。それは、ご飯をたくさん食べて、よく体を温めてたくさん寝ることです。体温を上げて(秘密ですが近くのジムに行ったりもしています)ぐっすり寝ることはとっても大切かと思います。かぜを引いたこともたくさんありますが、そのときは大抵あまり眠れなかったり、疲れを蓄積してしまったりしたときにかぜを引くことが多いです。

 

これは大人の話で、お子様の場合はそんなことも言ってられないし、かぜを引いていくことによって免疫が獲得されている一面もあります。

かぜをひいて心配なときは、当院へ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。お子様の場合、こじらせて低血糖や脱水になってしまうと嘔吐してしまったり、けいれんを起こしてしまうことがあります。そうならないように先手を打つことが大切だと考えています。

「かぜ」を軽くみてはいけません。「かぜ」をきっかけに、喘息になったり、クループ症候群になったり、肺炎になったりすることも珍しくありません。そうなったら点滴、抗生剤投与、酸素投与等必要となり入院が必要となります。夜眠れないくらい咳が続く、はいちゃう、変な咳をする、咳が全然良くならない、熱が続く、というような症状が続いて、とにかく「心配」であればいつでもご相談いただければと思います。

当院では、指先ぱっちんで簡単に血液検査を行うことができますので、ぜひご相談いただければと思います。

 

スタッフ一同、ご来院お待ちしております。

 

ももの木みんなのクリニック

小林大悟