
いつも大変お世話になっております。
ももの木みんなのクリニックの小林大悟です。
最近、健診で肝機能異常を指摘されて当院へ受診していただく患者さんがたくさんお見えになります。
ので、今回は肝臓についてお話出来たらと思います。
まず肝機能異常を指摘され当院へ受診していただけたら、肝臓の超音波検査を行います。
当院の超音波検査装置は、肝臓に特化しており超音波の波の流れを測定し、肝炎になっていないか、脂肪肝になっていないか、を客観的にデータで解析することが可能となっております。
多くの肝機能障害の場合、脂肪肝であることが多いです。その場合ASTとALTという肝機能を反映する検査項目がありますが、ALT優位に上昇する傾向があります。
しかし、中にはB型肝炎、C型肝炎、自己免疫性肝炎、甲状腺機能障害などの疾患が隠れている可能性があります。脂肪肝の場合、それらを除外できて単なる脂肪肝、と診断できます。ので、疾患が隠れていないかどうか血液検査もさせていただき、しっかり検査させていただきます。
俗に肝臓は「沈黙の臓器」と言われるくらい、かなり進行しないと自覚症状がありません。よく「肝臓は何の機能があるの?」と質問を受けます。
肝臓の機能が挙げきれませんが、代表的なものに、体の中のタンパク質を生成する機能や、血液を凝固させる機能、脂肪分を消化する消化液である胆汁を作る機能、アンモニアなどの体内に潜む有害物質を解毒する機能等々あります。
これらの機能が破綻するとどうなるか、それは生命の危機にさらされることとなります。肝臓はとっっても大切です。
直接的にダメージを負いやすいのは何と言ってもアルコールです。お酒の飲み過ぎには要注意です。
私はずっと外科をしてきましたが、その中でも特に肝臓を得意としています。ひときわ肝臓が好きです。
肝臓を大切にしたいと考えておりますので、もし肝臓が心配である場合には当院へご相談いただけると幸いです。
とりとめの無い文章で大変恐縮ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
ももの木みんなのクリニック
小林大悟