胸にしこり?|ももの木みんなのクリニック|岡崎市の外科・内科・小児科・乳腺外科・肛門外科

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医療コラム

胸にしこり?|ももの木みんなのクリニック|岡崎市の外科・内科・小児科・乳腺外科・肛門外科

当院が開院して、はや3ヶ月が経過しようとしております。

当院では「乳腺外科」を標榜させていただいており、お胸に関する相談の方が男女問わず多くお見えになります。

乳がんは女性で8人に1人が生涯に罹患するくらい、一般的な疾患のうちのひとつです。男性でも1000人に1人が乳がんになります。治療方針は男女で違いはありません。早期発見早期治療が大変重要です。乳腺は、肝臓や膵臓とは異なり自分で視触診をして日頃からチェックすることが可能です。定期的にお風呂や寝る前などにセルフチェックをすると良いです。

当院にいらっしゃる方々の中で多いご相談をこの場をお借りしてご紹介させていただきたいと思います。

①胸や脇にしこりがある、②胸や脇が痛い、③乳頭から液体が出る、④乳癌検診異常

以上が主に挙げられる4つになります。

いずれにおいても、まずは乳房超音波検査を行い乳腺に異常が無いかどうかを調べます。検査には必ず女性スタッフが付き添います。一言で異常といっても様々なことを想定して超音波検査を行います。乳腺に腫瘍(乳がん、乳腺線維腺腫、乳房嚢胞、乳管内乳頭腫など)がないか、炎症が起こっていないか、乳管が変に拡張していないか、膿瘍を形成していないか、脇のリンパ節が腫れていないか、などを調べます。超音波検査はマンモグラフィとは違い、被爆もなく痛くありません。が、マンモグラフィ検査と超音波検査の得意不得意な点がそれぞれありますので併用して検査するのが理想的です。当院にマンモグラフィは備えていないため、ご希望であれば近隣の医療機関へ紹介させていただきます。

異常がみつかった場合には針を刺して検査をするかどうかを考えます。その判断は超音波検査の所見に依ります。局所麻酔をして行います。最初の痛み止めの注射が少し痛いですが、できる限り痛くなく検査ができるように最大限配慮をして行います。検査の必要性の有無を適切に判断し、診断に遅れが生じないように最善の診療を提供させていただきます。

もし、何かしろの異変や不安に思うことがありましたら、お気軽にご相談いただけると幸いです。

超音波検査にて乳がんを疑う影を認めた場合は、その場ですぐに検査をさせていただき迅速に診断まで対応させていただきます。診断に至った場合、近隣の専門機関へご紹介させていただきます。術後のフォローも対応いたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。今後も地域の皆様のためスタッフ一同尽力して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

ももの木みんなのクリニック

院長 小林大悟