はじめまして。5月1日に開院いたしましたももの木みんなのクリニック、院長小林大悟です。
当院は肛門外科に力を入れています。「おしりが痛いけど病院に行きづらい」、「おしりから血が出るけどどうしたらいいの」といった悩みを少しでも解決できるように努めます。
いぼ痔は、おしりに血がたまってできる”血マメ”です。
おしりの出口の内側(内痔核)か、外側(外痔核)かで痛みが違います。内側の痔は腸の粘膜にできるので痛くありません。外側の痔の皮膚にできるのでとっても痛いです。出血がどちらでも起こりますが、内側の痔の方が出血を伴うことが多いです。
痔を予防・改善していくために重要なのは便秘の予防です。痔を治すためにむくみを抑える座薬や軟膏を使用しても、硬い便が出たり、強くいきむとまた痔が悪化するため、便を出やすくする薬を使用します。食事ではきのこや海藻など食物繊維を多くとる、納豆や味噌など発酵食品をとり腸内環境を整える、水分をこまめにとるようにすると便秘の改善につながります。決まった時間に排便習慣をつける、おなかのマッサージをする、運動習慣をつけることもいいでしょう。
座薬や軟膏はおふろの後や寝る前に使用すると特に効果的です。
いぼ痔は薬や日常生活習慣の改善で治ることもあります。しかし痛みや出血が治らない場合は、いぼ痔に直接注射し硬めて治す治療や、切除による手術を局所麻酔で行うことが可能です。どちらも日帰りで治療を行えます。
もしおしりのことでお悩みがございましたら、一度お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともなにとぞ、よろしくお願いいたします。
ももの木みんなのクリニック
院長 小林大悟